サッカー留学ファシリテーターのブログ

一部上場人材会社を退職した筆者が、サッカー留学ファシリテーターとしてチャレンジしていく日々を綴るブログ

理想の自分を描き過ぎることのリスク

自己啓発の本などによく、『思いは実現する』や、『理想の自分わイメージすることで、夢に繋がる』なんて言葉をよく目にしませんか?


僕自身も、今まではそういった言葉の表面だけを取り上げがちで、とにかく自分の理想をイメージし、そこに向けてモチベーションを高めようとしていました。

ただ、先週末にとある方との出会いによりその裏にある大きなリスクに気づかされました。


理想の自分が今の自己評価を下げてしまう?


皆さんは、こんな経験はありませんか?

理想の自分を描いたのはいいものの、そらを明確にイメージし過ぎるが故、今の自分の足りていないところ、できていないところが目につき過ぎ、そんな自分を『なんて自分はダメなんだろう』とかえって自分を責めてしまう。


本来モチベーションを上げるはずのセルフイメージによって、逆に自分のモチベーションを下げる、理想と現実とのギャップに苦しむ結果につながってしまうことってありませんか?

僕はこれ、特に社会人1年目の時にありました。
入社前にイメージしていた自分とのギャップに悩まされる日々でした。




理想の自分は本当の理想ではない??



ここで、このブログを読んで頂いている方に協力頂きたいのですが、将来の理想の自分というモノを、少しイメージしてみて下さい。













どうですか?イメージできましたか?







結論から言いますと、それは既に間違った自分の理想像です。


基本的に人は理想の自分をイメージする際に、過去の自分のデータを検索し、その中から理想の自分を描こうとします。
つまり、今までの自分の経験の中で良かったことや、今までに出会った人、見た人から理想の自分を作り上げてしまうのです。

また、自分自身が望むことよりも、人から羨ましがられるイメージを考えてしまう人も多いため、本来の自分が望んでいることとはかけ離れた理想をイメージしてしまうのです。


実は間違った理想の自分に追いつかない自分に嫌気がさして落ち込む。

こんな馬鹿らしいことは無いので、今後は理想の自分はイメージしないで下さい。




理想の自分はイメージし過ぎない。



つまり、大切なことは理想の自分を鮮明に描き過ぎないことです。

『最高の自分って一体どんなモノなんだろう』と考えるだけでいいのです。
その時点で自分に対する期待や、自己評価が上がっている状態なので、既にモチベーションは高くなっているはずです。


また、理想の自分を描き過ぎると、その理想以外の大きなチャンスを逃すことに繋がる可能性もあります。

理想の自分を固め過ぎると、そこに続く方法や道のりも限定されてしまうことになります。

そこから外れたチャンスはチャンスとも感じずに過ぎていくこととなり、もしかしたらイメージしている自分よりも素晴らしい事に繋がるかもしれないのに、それにすら気づけずに逃してしまうのです。


つまりは、理想の自分は描き過ぎず、描いた自分も合っているかもしれないし、そうではないのかもしれない、というぐらいの心持ちでいることが大切だと思います。


無意味に自己評価を下げることなく、日々モチベーション高く過ごしていきたい、そんなことを考えた数日でした。