サッカー留学ファシリテーターのブログ

一部上場人材会社を退職した筆者が、サッカー留学ファシリテーターとしてチャレンジしていく日々を綴るブログ

セカンドキャリアへの準備って?

皆様お久しぶりでございます。

さて、先日広告代理店最大手の電通さんが、300名規模の早期退職者を募集すると発表してましたねー。

2000年以降で最大規模という話でしたが、彼らの再就職先はどーなるのでしょうか。
前職で再就職支援の仕事もしておりましたので、なかなかに気になります。



50代社員の行き場は本当にあるのか??



今回のニュースを見て皆さんは、50代以上の方々の再就職って言ってもそんな簡単なもんじゃないと思われるでしょうか?
それとも、電通みたいな大きくて有名な会社出身の方であればいくらでも再就職先なんてあるだろうと思うでしょうか?

僕の経験から言わせてもらえるなら、その両方が正解です。
同じ企業で同じような仕事をされていた方でも、すぐに希望通りの仕事につかれる方と、1年経過しても満足な就職先が見つけられない人もいます。

業界大手や一部上場企業などでは、特に凄まじいほどの個人差が出ます。

何故か?

それは、再就職するにあたっての準備がしっかりできているか否かです。

自分が電通を退職した後のイメージをしっかりと描けて早期退職制度を利用される方は比較的スムーズに決まるでしょう。

それは例えば同じ広告業界の規模が小さい企業に役職として就職される方もいますし、全く違う業界の企業に就職される方もいます。
今回の電通のパターンではもしかすると独立して起業をされる方も多いかもしれませんね。

でも一方で、自分が定年までずっと電通で勤めあげることを信じて疑ってこなかった方、仕方なく早期退職制度を利用されたような方は、なかなかうまく再就職活動が進まないことが多いと思います。


自分が以外で働くことがイメージできていない、考えたこともない方は、自身の転職市場での価値を正しく認識できていないことが多いです。

そういった方の多くが、今までと同じような仕事内容で同じような報酬が貰える企業を探されるのですが、残念ながら大手で働いていた50代以上の方が、以前と同じような報酬を貰えることはなかなかに難しい状況になっています。

今回の電通の方々が早期に良い就職先に巡り会えることを願っています。



プロスポーツ選手のセカンドキャリアってどーなの?


先日、サッカー選手のセカンドキャリア支援をされている方とお話する機会がありまして、色々とお伺いして改めてスポーツの世界は厳しいなーと思いました。

現在日本のサッカー選手平均寿命は26歳だそうです。(FOOT✖️BRAIN調べ)
だいたいがプロ入り3年後にクラブから戦力外通告を受けることが多いので、高卒だと21〜22歳、大卒で25〜26歳ぐらいですね。

やばい!
圧倒的に短いじゃないか!!

試しに選手寿命長そうなプロ野球も調べてみましたが、それでも29歳なんですって。
これもなかなかに厳しいなー。

引退して解説とかTVの仕事がある人なんて、元日本代表クラスの一部しか無いんですよね。

自分でサッカーチームを立ち上げたりグラウンドを作って運営したりっていうこともある程度選手としての知名度やビジネスの才覚とかが無いと難しいと思います。

一番安易に思い浮かびがちな指導者も、有名選手でない限りは下のカテゴリーから実績を積み上げていくしかないという状況です。
それだけでご飯を食べていくなんてなかなか簡単なことではないのが現実なんですよねー。


ただ、これも一般企業と同じケースだと思います。

引退後の自分の生活をしっかりとイメージできているか、その為の準備ができているか。

元日本代表の中田英寿選手が、高校生の頃から英語やイタリア語の勉強だけでなく、会計などのビジネス関連の勉強をしていた事は有名だと思います。

他の選手からなかなかそういう事が聞かれないのは、まだまだ自分のセカンドキャリアをしっかりと考えて準備できている人が少ないからなんだと思います。


プロで選手をやっている時からいかに自分の今後を考える時間を作るのか、多分Jリーグや各クラブも取り組んでいることなんでしょうが、もっと本腰入れてやって欲しいと思いますし、個人的には非常に興味深い分野なので、今後も色々注視したいなーと思いました。

周りにそういったことに取り組んでおられる方がいらっしゃれば、是非ともご紹介頂ければと思います。