うまくいかない時は視点を思いっきり上げる。
非常に久しぶりの更新となってしまいました。
年末に今年を振り返った上で、まとめておきたいことを綴ります。
何事にも、停滞やうまくいかない時期はある。
何か物事を新しく始めた時、当初は順調だったのがいつしか停滞を感じたり、うまくいかない時ってあると思います。
僕は先月の中頃に5年半勤めた企業を退職し、新たに財団法人で働き始めました。
当初は本当にやりたいこと、価値のあることで働くことが出来ることへの喜びと、自分たちのこれからを想像して気分も高揚していました。
しかし、実際に業務を始めて2週間程経過すると、これまでとの就業形態や業務の進め方の違いや、今まで世になかったモノを提供していくことの難しさに直面しました。
わかっていたつもりがなかなかうまく進まない。
アポを貰って話を聞いていただき、興味を持ってもらえるもののその先へ進まない様な状態で、いつしか自分の能力や財団として提供しようとしているモノに対しての自信が揺らぎ始めました。
うまくいかない時は視点が低く、視野が狭い。
そんな時に現在のメンターとも言える存在の方から、視点が低すぎると指摘を貰いました。
人は少し物事がうまくいかなくなると、それに固執してしまう傾向があります。
本来目指しているのは非常に大きなことであるのに、目先の活動という非常に狭いフェーズで物事を考えがちになる。
そうすると、視点が低く視野が狭くなり、余計に結果が出にくくなるのだそうです。
その状態でいくらもがいても、大きな変化は出てきません。
うまくいかない時こそ、視点を思いっきり上げる。
我々の財団法人が目指しているのは、ファーストムーヴァーという、今まで誰も歩んだことのない道を、自分自身で切り拓いていくことのできる人材の育成です。
その為に世界の一流と呼ばれる人やモノに触れる機会の提供を行うことが財団としての使命です。
そして、僕個人としては財団の活動を通して、より多くの海外のサッカークラブに対する知識やコネクションを得て、海外への留学を考えている選手のサポートができるような存在へと成長することが現在の目標です。
この組織と個人の大きな目標や使命を掲げているにも関わらず、目先の活動が少しうまくいかないからといって迷ったり自信を失ったりしている状態でした。
今うまく進まずに悩んでいることは、財団や個人の目標から考えると非常に小さなことであり、正直どうでもよくなってしまうようなことです。
本来目指している目標が非常に高い位置に設定されているにも関わらず、非常に低い位置の問題に悩まされる。
そんな時は当初掲げた大きな目標に視点を戻してみること。
抱えている問題の小ささに気づけるだけでなく、当初の目的から逸れない解決法が見えてきます。
そんな私は現在海外視察も兼ねてロンドンに滞在しています。
スタジアムの雰囲気、プレーやボールスピードの速さ、局面での激しさ。
日本でJリーグを観戦するだけでは感じられない様々なことに気づけ、自分の視点、視野も広げることができました。
1週間弱の滞在ですが、思いっきり視点を上げた状態で年明け帰国したいとおもいます。
但し、驕りたかぶることが無いように。