サッカー留学ファシリテーターのブログ

一部上場人材会社を退職した筆者が、サッカー留学ファシリテーターとしてチャレンジしていく日々を綴るブログ

セカンドキャリアへの準備って?

皆様お久しぶりでございます。

さて、先日広告代理店最大手の電通さんが、300名規模の早期退職者を募集すると発表してましたねー。

2000年以降で最大規模という話でしたが、彼らの再就職先はどーなるのでしょうか。
前職で再就職支援の仕事もしておりましたので、なかなかに気になります。



50代社員の行き場は本当にあるのか??



今回のニュースを見て皆さんは、50代以上の方々の再就職って言ってもそんな簡単なもんじゃないと思われるでしょうか?
それとも、電通みたいな大きくて有名な会社出身の方であればいくらでも再就職先なんてあるだろうと思うでしょうか?

僕の経験から言わせてもらえるなら、その両方が正解です。
同じ企業で同じような仕事をされていた方でも、すぐに希望通りの仕事につかれる方と、1年経過しても満足な就職先が見つけられない人もいます。

業界大手や一部上場企業などでは、特に凄まじいほどの個人差が出ます。

何故か?

それは、再就職するにあたっての準備がしっかりできているか否かです。

自分が電通を退職した後のイメージをしっかりと描けて早期退職制度を利用される方は比較的スムーズに決まるでしょう。

それは例えば同じ広告業界の規模が小さい企業に役職として就職される方もいますし、全く違う業界の企業に就職される方もいます。
今回の電通のパターンではもしかすると独立して起業をされる方も多いかもしれませんね。

でも一方で、自分が定年までずっと電通で勤めあげることを信じて疑ってこなかった方、仕方なく早期退職制度を利用されたような方は、なかなかうまく再就職活動が進まないことが多いと思います。


自分が以外で働くことがイメージできていない、考えたこともない方は、自身の転職市場での価値を正しく認識できていないことが多いです。

そういった方の多くが、今までと同じような仕事内容で同じような報酬が貰える企業を探されるのですが、残念ながら大手で働いていた50代以上の方が、以前と同じような報酬を貰えることはなかなかに難しい状況になっています。

今回の電通の方々が早期に良い就職先に巡り会えることを願っています。



プロスポーツ選手のセカンドキャリアってどーなの?


先日、サッカー選手のセカンドキャリア支援をされている方とお話する機会がありまして、色々とお伺いして改めてスポーツの世界は厳しいなーと思いました。

現在日本のサッカー選手平均寿命は26歳だそうです。(FOOT✖️BRAIN調べ)
だいたいがプロ入り3年後にクラブから戦力外通告を受けることが多いので、高卒だと21〜22歳、大卒で25〜26歳ぐらいですね。

やばい!
圧倒的に短いじゃないか!!

試しに選手寿命長そうなプロ野球も調べてみましたが、それでも29歳なんですって。
これもなかなかに厳しいなー。

引退して解説とかTVの仕事がある人なんて、元日本代表クラスの一部しか無いんですよね。

自分でサッカーチームを立ち上げたりグラウンドを作って運営したりっていうこともある程度選手としての知名度やビジネスの才覚とかが無いと難しいと思います。

一番安易に思い浮かびがちな指導者も、有名選手でない限りは下のカテゴリーから実績を積み上げていくしかないという状況です。
それだけでご飯を食べていくなんてなかなか簡単なことではないのが現実なんですよねー。


ただ、これも一般企業と同じケースだと思います。

引退後の自分の生活をしっかりとイメージできているか、その為の準備ができているか。

元日本代表の中田英寿選手が、高校生の頃から英語やイタリア語の勉強だけでなく、会計などのビジネス関連の勉強をしていた事は有名だと思います。

他の選手からなかなかそういう事が聞かれないのは、まだまだ自分のセカンドキャリアをしっかりと考えて準備できている人が少ないからなんだと思います。


プロで選手をやっている時からいかに自分の今後を考える時間を作るのか、多分Jリーグや各クラブも取り組んでいることなんでしょうが、もっと本腰入れてやって欲しいと思いますし、個人的には非常に興味深い分野なので、今後も色々注視したいなーと思いました。

周りにそういったことに取り組んでおられる方がいらっしゃれば、是非ともご紹介頂ければと思います。

新年のご挨拶!

このブログを読んで下さっているありがたい皆様!

新年あけましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いします!!
ちまちま更新していきますので、面白かったら街で出くわした際に、『ブログ楽しみに読んでるよー!』と一声かけて頂けると凄く嬉しいです。
面白くない場合は、『ブログ頑張ってねー!』もしくは触れずにそっとしておいてください。


昨年始めたこのブログですが、なにか固く始めすぎた所がありまして、なんかないと書けない感じでいっきに萎んでしまいました。w

なので、今年はもう少し普段の僕に近い感じで、フランクにゆる〜くいきたいと思います!




今年の元旦はというと


昨年の最後のブログ更新でも書きましたが、この年末年始は海外視察も兼ねましてロンドンとブリュッセルに行ってまいりました。
去年もロンドンで年越しをしまして、2年連続の海外カウントダウンだったんですが、こちらはみーんな花火なんですね!w

ブリュッセルの花火はそれはもう凄くて、PL花火大会のラストみたいな連発が20分以上続いてましたねー。
僕のFacebookにもアップしているので、興味のある方は覗いてみてください。


そして、元日にはブリュッセルから再度ロンドンへ移動しまして、プレミアリーグトッテナムVSチェルシーの試合を生観戦してきました。


なにを隠そう僕はトッテナムの大ファンでして、ホームスタジアムの前列から5列目の席で新年を迎えました!!
興奮の模様はムービーも挙げますのでチェックしてみてください!w

そして試合内容も凄まじく、まさかの5対3でトッテナムの激勝!!
スタジアムの雰囲気ヤバかったです!


チェルシーというトッテナムの対戦成績は?


実はチェルシーとの直近45試合中、トッテナムチェルシーに勝ったのはこの試合まででわずか3試合のみ。

チェルシーがオイルマネーで今のような強豪になるはるか前から勝ててないもんですから、現地のトッテナムファンもみんな心の中では諦めモードだったわけです。

僕みたいなファン歴7年目の人間からしても、28日のユナイテッド戦と併せて連敗の覚悟でした。

そこでまさかの展開!
チェルシーの監督はあの有名なモウリーニョですし、モウリーニョのチームが5点を取られたのはバルセロナ以来という箔のつきよう。

いやー、元旦から凄いもの見ました!
僕はこれで現地観戦3試合で2勝1分けの負けなし。
しかも相手はユナイテッド2回と今回のチェルシーというビッグクラブ相手にこの結果なので、感動ひとしおです!

現地でチケットの手配をして下さったトッテナムファン歴30年の方からも、ファンでお金集めて招待したいぐらいですと言われてしまいました。w


初蹴りinロンドン


そんなトッテナム激勝の余韻を引きずったままロンドンの友人夫婦のお家へお邪魔してきました。

奥さんとは僕の以前の仕事で知合い、なんとその旦那さんがロンドンで日本人の子どもにサッカーを教える指導者をされているということから、強引に家族ぐるみの関係にしてもらっているのです。


そのお宅でまさかのお雑煮を頂き、ほっこりした状態でMatch Of The DayというイギリスBBC放送のサッカー専門チャンネルを視聴。
私まさかのBBCデビューしちゃいました!w
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その興奮のままに、まさかの23時から初蹴りへ!
友人宅の近くに広大な天然芝の公園があり、そこで1時間ほど熱戦を繰り広げました。
ロンドンのピッチはゆるく、スリッピーな状態。
こんなところで子どもの頃からボール蹴っていれば、自然と体幹や足腰が強くなる。
プレミアの選手の強さがわかった気がしました。

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そんなこんなで今年は素晴らしい幕開けです。
自分にとっても今年は非常に大事な年になると位置付けておりますので、皆様どうぞ応援宜しくお願いいたします!!

うまくいかない時は視点を思いっきり上げる。

非常に久しぶりの更新となってしまいました。


年末に今年を振り返った上で、まとめておきたいことを綴ります。


何事にも、停滞やうまくいかない時期はある。




何か物事を新しく始めた時、当初は順調だったのがいつしか停滞を感じたり、うまくいかない時ってあると思います。


僕は先月の中頃に5年半勤めた企業を退職し、新たに財団法人で働き始めました。

当初は本当にやりたいこと、価値のあることで働くことが出来ることへの喜びと、自分たちのこれからを想像して気分も高揚していました。

しかし、実際に業務を始めて2週間程経過すると、これまでとの就業形態や業務の進め方の違いや、今まで世になかったモノを提供していくことの難しさに直面しました。

わかっていたつもりがなかなかうまく進まない。
アポを貰って話を聞いていただき、興味を持ってもらえるもののその先へ進まない様な状態で、いつしか自分の能力や財団として提供しようとしているモノに対しての自信が揺らぎ始めました。




うまくいかない時は視点が低く、視野が狭い。



そんな時に現在のメンターとも言える存在の方から、視点が低すぎると指摘を貰いました。


人は少し物事がうまくいかなくなると、それに固執してしまう傾向があります。
本来目指しているのは非常に大きなことであるのに、目先の活動という非常に狭いフェーズで物事を考えがちになる。

そうすると、視点が低く視野が狭くなり、余計に結果が出にくくなるのだそうです。

その状態でいくらもがいても、大きな変化は出てきません。



うまくいかない時こそ、視点を思いっきり上げる。



我々の財団法人が目指しているのは、ファーストムーヴァーという、今まで誰も歩んだことのない道を、自分自身で切り拓いていくことのできる人材の育成です。

その為に世界の一流と呼ばれる人やモノに触れる機会の提供を行うことが財団としての使命です。


そして、僕個人としては財団の活動を通して、より多くの海外のサッカークラブに対する知識やコネクションを得て、海外への留学を考えている選手のサポートができるような存在へと成長することが現在の目標です。


この組織と個人の大きな目標や使命を掲げているにも関わらず、目先の活動が少しうまくいかないからといって迷ったり自信を失ったりしている状態でした。


今うまく進まずに悩んでいることは、財団や個人の目標から考えると非常に小さなことであり、正直どうでもよくなってしまうようなことです。

本来目指している目標が非常に高い位置に設定されているにも関わらず、非常に低い位置の問題に悩まされる。


そんな時は当初掲げた大きな目標に視点を戻してみること。
抱えている問題の小ささに気づけるだけでなく、当初の目的から逸れない解決法が見えてきます。


そんな私は現在海外視察も兼ねてロンドンに滞在しています。


スタジアムの雰囲気、プレーやボールスピードの速さ、局面での激しさ。
日本でJリーグを観戦するだけでは感じられない様々なことに気づけ、自分の視点、視野も広げることができました。
1週間弱の滞在ですが、思いっきり視点を上げた状態で年明け帰国したいとおもいます。

但し、驕りたかぶることが無いように。

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サッカーって儲かるの?

サッカー留学ファシリテーターとして、自身の道を志した際に、1番自分が気にしたこと、そして周りからも聞かれたことは、『それって儲かるの?』ということでした。
それについて今日ある方と話した内容についてまとめます


夢を追いかけることとお金を稼ぐことは両立できない?




例えば役者として仕事をしていくと志したとして、一人前になるための方法として1番はじめに思い浮かぶのは劇団に所属することだと思います。
ただし、劇団員として生活をするだけの稼ぎを作れるというのは、劇団四季など一部の有名な劇団に限られるでしょう。

僕の友人にも劇団に所属している人はいますが、劇団からの収入はほぼ皆無で、収入は無いどころか、自分から劇団に費用を負担しているとも聞きます。

もちろんそこで結果を出し続ければ、テレビや映画などに起用してもらえるチャンスもあるのでしょうが、そのチャンスを待つ間の給与は別に稼ぐ必要があります。


そーすると、今度は日々の稼ぎを増やすことに終始することとなり、演技力を磨いたりや世界観を広げるための時間を見出しにくくなる。

この辺のバランス感覚はすごく難しい。
本来自分の好きなことに打ち込むために仕事を辞めたのに、好きなことに打ち込むための収入を得ることに今度は必死にならなけらばいけないなんて、仕事を辞めてみるまで気づかなかったりするのです。




サッカーを仕事にすることは儲からないの??



では、僕が志したサッカー関係って儲かるんでしょうか?
答えはサッカーに限らず、日本のスポーツ産業は基本的に儲かりにくいシステムなんです。


日本にはスポーツが文化として根付いているとは言いにくく、特に元スポーツ選手が事業などに成功して儲けていることが世間からは否定されるような風土もあります。


僕はこの社会の雰囲気が変わらない限り、日本でスポーツ産業が一定の収入を得るのは難しいような気もしています。


本来、学生時代に誰よりも努力した人がスポーツ選手としてのキャリアを手に入れるはずなのに、そこに対するリスペクトがあまりにも少ないんではないでしょうか?

また、選手にスポットライトがあたるあまり、それに付随する職業、例えばコーチやトレーナー、用具係やグランドキーパーなどの職業的な位置も、欧州や南米に比べてかなり低いと思います。



では、日本でスポーツ産業に関わる人間は、儲からないことを覚悟した上でその世界に飛び込まなければいけないのでしょうか?




どの世界にも、産業として成り立つからには稼ぐ方法はあるはず。




ただ、ヨーロッパや南米では、スポーツは一大産業として成り得ています。
日本だけそうならないなんて、そんなはずはありません。


要は、いかにその限られたと考えている世界で、お金を生み出すのかを考え続けることです。

今日サッカー好きな起業家の方とお話をする機会がありまして、その際に現在苦しいと言われる日本のクラブ経営は本当に苦しいのか?
という話題になりました。

その時に彼が話していたのは、プロサッカー選手というリソース、プロクラブという経営規模、地域に対する知名度と応援してくれる固定客の存在、これだけの素材がクラブにはあるのに、経営が苦しいなんてあり得ないということでした。

いち経営者としてサッカークラブの現状を考えた際には、できることなんて山ほど出てくるはず。
そこを常に考え続けていけるかは、これからのクラブを存続させていくために求められることなのでしょう。
そこにはクラブにどれだけの愛情を注ぐのかとはまた別方向のベクトルが必要だと思います。


僕自身サッカーという世界で一定の収入をしっかりと得ること、そこから自分が本当にやりたいことで勝負する事は、諦めずに考え続けていきたいと思います。

理想の自分を描き過ぎることのリスク

自己啓発の本などによく、『思いは実現する』や、『理想の自分わイメージすることで、夢に繋がる』なんて言葉をよく目にしませんか?


僕自身も、今まではそういった言葉の表面だけを取り上げがちで、とにかく自分の理想をイメージし、そこに向けてモチベーションを高めようとしていました。

ただ、先週末にとある方との出会いによりその裏にある大きなリスクに気づかされました。


理想の自分が今の自己評価を下げてしまう?


皆さんは、こんな経験はありませんか?

理想の自分を描いたのはいいものの、そらを明確にイメージし過ぎるが故、今の自分の足りていないところ、できていないところが目につき過ぎ、そんな自分を『なんて自分はダメなんだろう』とかえって自分を責めてしまう。


本来モチベーションを上げるはずのセルフイメージによって、逆に自分のモチベーションを下げる、理想と現実とのギャップに苦しむ結果につながってしまうことってありませんか?

僕はこれ、特に社会人1年目の時にありました。
入社前にイメージしていた自分とのギャップに悩まされる日々でした。




理想の自分は本当の理想ではない??



ここで、このブログを読んで頂いている方に協力頂きたいのですが、将来の理想の自分というモノを、少しイメージしてみて下さい。













どうですか?イメージできましたか?







結論から言いますと、それは既に間違った自分の理想像です。


基本的に人は理想の自分をイメージする際に、過去の自分のデータを検索し、その中から理想の自分を描こうとします。
つまり、今までの自分の経験の中で良かったことや、今までに出会った人、見た人から理想の自分を作り上げてしまうのです。

また、自分自身が望むことよりも、人から羨ましがられるイメージを考えてしまう人も多いため、本来の自分が望んでいることとはかけ離れた理想をイメージしてしまうのです。


実は間違った理想の自分に追いつかない自分に嫌気がさして落ち込む。

こんな馬鹿らしいことは無いので、今後は理想の自分はイメージしないで下さい。




理想の自分はイメージし過ぎない。



つまり、大切なことは理想の自分を鮮明に描き過ぎないことです。

『最高の自分って一体どんなモノなんだろう』と考えるだけでいいのです。
その時点で自分に対する期待や、自己評価が上がっている状態なので、既にモチベーションは高くなっているはずです。


また、理想の自分を描き過ぎると、その理想以外の大きなチャンスを逃すことに繋がる可能性もあります。

理想の自分を固め過ぎると、そこに続く方法や道のりも限定されてしまうことになります。

そこから外れたチャンスはチャンスとも感じずに過ぎていくこととなり、もしかしたらイメージしている自分よりも素晴らしい事に繋がるかもしれないのに、それにすら気づけずに逃してしまうのです。


つまりは、理想の自分は描き過ぎず、描いた自分も合っているかもしれないし、そうではないのかもしれない、というぐらいの心持ちでいることが大切だと思います。


無意味に自己評価を下げることなく、日々モチベーション高く過ごしていきたい、そんなことを考えた数日でした。

知っていること。正しく使えること。

知ってはいるんだけど、行動には繋がらない人
持ってはいるんだけど、正しく使いこなせない人
と、
知らないけどなにか行動は起こせている人

の間には大きな差がうまれる。
ただし、

知った上で行動が起こせている人
持っているものを正しく使いこなせている人

との間には更に格段と大きな差がうまれる。

今日はそんなお話を。



まずは財団として活動する意味。


先日、企業と財団との間の差に大きなものは無いとこのブログで書きました。
ではなぜ企業ではなく財団としてやるのか。

私が所属している財団は、ファーストムーヴを起こせる人材の育成を目的に設立されました。
その人材育成の手法の一つとして、代表が普段は企業として取り組んでいることをより簡素に、誰しもが使いこなせるようにリメイクしたモノを提供していく場でもあります。

つまりは、営利企業としては本来取り組むことが難しい層に対するアプローチを試みる為に設立されたものです。


そしてその内容とは、世の中の原理原則を正しく理解し、自分をその一部としてうまく機能を使いこなす
ということなのですが、これをわかりやすく伝えていくことが非常に難しい。
この辺は次回書きます。



知っていても使えてない機能


で、本題は知っていることと使いこなせることの違いなんですが…

先日久しぶりに実家へ帰った時の話です。
我が家には以前からWi-Fiルーターが設置されていて、毎月きっちりと定額料金を払っているにも関わらず、タブレットやPCを使うとき以外はルーターのスイッチが切られていました。
『なんで切ってるん?』と問うてみると、ドヤ顔で『節電対策や!』と。

いやいや!そんなアホなことあるかい!
月額で5000円近い料金払っていながら、今更月200円程度の電気代ケチってWi-Fi使えてないとは何事やねん!
そもそもタブレットとかPCよりスマホで動画見たりしてんねやったらスマホでもWi-Fi繋げや!
そこで節電するぐらいならWi-Fi解約せぇ!

と一喝してやりました。

でもね、これって要は
Wi-Fiというものが、高速回線で便利だということは知っていても、最低限使えるレベルには至っていないという事なんです。


これって非常にもったいないんですよ。
お金払っているのに、払った分の利益を享受できていない。
毎月5000円弱をドブに捨てているようなもんです。


でも、これがWi-Fiなのでまだマシな話なんです。
使えないなら解約すればいいんです。
その分浮いたお金で3G回線などか付いているタブレット買えばいいんです。
それで万事解決。



悲しいかな、人間やこの世の中もシステムで成り立っている。


ここから先は少し化学的な話にもなるので、省略します。(興味のある方は直接僕まで聞いてみてください)

非常に不親切な言い方で表現すると、物理学や量子力学の観点から人間や世の中を考えると、全ては細胞・粒子から形成されていて、それら様々なものと作用し合って形成されているということです。

そんな人間と社会の成り立ち、システムを正しく理解して使いこなせていないのであれば、非常にもったいない。

そして、このもったいない状態は簡単には解決できないのです。
なぜなら自分の肉体を解約することや、代替のもので補うことなんかできないからなんです。
自分の体は自分しか使えないし、一生付き合っていくものなんです。


しかし、こういった人間や世の中のシステムなんてことは、知らない人の方が多いです。



知らないことには使えない人間として本来備えているはずの機能。
それが使えれば今よりももっと結果が付いてくるはずなんです。
それを使うためにもまずは理解しようとトライしてみませんか?


僕たちFirst-Mover Foundationは、そこにアプローチしていきたいと考えています。
1月からスクール事業も本格化させます。

その詳細はまた。

チャンスを呼び込むのは準備。

このブログを始めて4日目ですが、今まで退職したことを公に発信する事が無かったこともあり、色々な方から反響をいただいております。

その多くは応援の声であり、感謝してもしきれません。

そして一部の方からは、『なんでわざわざ大きい会社にいたのに?勿体なくない?』という、至極真っ当なご意見をいただくこともあります。

今回は自分がなぜ仕事を辞めて、財団法人に所属すること、サッカー留学ファシリテーターという仕事を目指すことを決断したかを綴りたいと思います。

少し長いですが、お付き合いいただければ幸いです。



普通に考えたら大企業で勤め続けることの方が得なのになんで?


これ、多分ほとんどの人がそう思うでしょうし、実際にそうだと思います。
大企業の方が研修や各種手当などは充実しているし、ミスしても会社全体でカバーできる体制が整っています。
でも、元々僕が就職活動をする基準の中には大企業であることは入ってませんでした。

それよりも、自分の興味のある分野で、尊敬できる人たちと働ける環境を求めていました。


そして、運良く自身の望む人材会社という働く人や働き方を考える仕事をする中で、一つの大きな疑問が出てきました。



これだけ社会が多様化していく中で、個人としての仕事が一つしかないというのは大丈夫なの??



僕が大学を卒業して就職した時期は、ちょうどリーマンショックが起きた翌2009年の4月。
人材業界にも大きな影響を及ぼしており、人材紹介業界は前年の40%ほどまでシュリンクしていました。
各種業界の大手がリストラやコストカットを打ち出していく中で、本当に今のままの働き方で良いのだろうか?
企業だって事業の柱を一つではなく、二つ三つと増やしてリスク回避を図っている。個人でも収入源を複数持つ社会は必然と訪れるのでは無いだろうか?


そんな疑問が日増しに強くなっていく中で、社会ではノマドワークやフリーランスというキーワードが脚光を浴びていました。

そんな方々の本や記事を読み漁るも、自分にすぐできるものでは無いし、今の自分にはハードルが高いように感じていました。


出会いをチャンスに変えられるのは準備しているかどうか。


そんな時に一つのきっかけが訪れます。
それは、小学生時代のサッカーチームの先輩との再会でした。
自分が所属している社会人サッカーの試合会場で偶然にも10年ぶりに再会し、その後すぐに食事へ行くことにしました。
久しぶりに会ったのですが、昔のことが懐かしく、お互いの現状や自分が感じていた上記のような疑問、仕事のことなど様々な話をしました。
何度目かの食事の際に、彼から『俺は今、サッカーに関わる仕事でご飯を食べていきたいと考えてる。お前も俺と一緒に目指してみないか?』という誘いを受けました。

どうせ一度の自分の人生、やらない後悔よりやった後悔、まだやめられないぐらいサッカーが好きならやってみよう、彼の言葉は当時の僕には痛いほど突き刺さり、色々と考える前に、まずは今の仕事を続けながら、自分たちの夢に繋がる小さなことから始めてみることにしました。

この小さなことから始めることの大切さは、また後々このブログの中で書いていきたいと思います。

そして、自分たちにすぐ出来る些細なことという事で、月に一度フットサルのイベントを開催することに決め、1年半程実施してきました。

そんな中、僕をサッカー望む道へ誘ってくれた彼はいち早く自分の夢を叶え、昨年の夏にスペインへ旅立ち、現在はサッカーに関わる仕事をしています。


すると今度は、その彼の知り合いがフットサルのイベントを大阪でやるそうなので、運営などを手伝ってあげて欲しいという話が出てきました。

それが今の財団の代表です。

その彼と何度かイベントに関する打合せをしていく中で財団の活動内容にも興味が湧き、積極的にお手伝いさせていただく中で、代表から財団のメンバーとして働くことを打診されました。

自分たちが夢のために続けていたイベントの事を評価されてのことだったので、非常に嬉しかったのですが、会社に対する思いもかなりの部分であったので、ここの決断には相当悩みました。


ただ、自分の夢のためにと準備のつもりで始めたイベントを毎月続けたことが、この財団へのオファーという結果に結びついたこと、その準備をしていなければ、財団の代表と出会うことも無かったでしょうし、もし出会っていても道は開けなかったと思います。

よく、色んな人との出会いや縁が、人生を大きく動かすなんて言いますが、いくら出会いがあったところで、それをきっかけにできる準備が無ければ何も変わりません。

皆さんは自分の夢に向かうための準備、できているでしょうか?